京都3日目~鞍馬山⑤アキコとヒロシゆかりの地

2024京都
photo by rockdom

~2024京都70🌟2024年の夏休みの振り返りです

鞍馬寺・本殿金堂を過ぎて奥に行くと、与謝野晶子・寛の歌碑があります。

@rockdom
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何となく君にまたるるここちして いでし花野の夕月夜かな(晶子)

遮那王が背くらべ石を山に見て わが心なほ明日を待つかな(寛)

この二人、あっちゃこっちゃを旅しています。天橋立でも歌碑を見かけました。

なかでも、鞍馬寺は二人にとって特別な地。東京・荻窪の与謝野邸にあった書斎まで移築されてきています。

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「冬柏亭」というそうです。

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冬柏亭 (与謝野晶子先生書斎)

 与謝野家は、昭和二年に、当時の東京市外荻窪村(杉並区荻窪ニノ一一九)へその居を移した。広い屋敷の中には、「采花荘」と呼ぶ日本屋と 「遥青書屋」という大きな洋館があった。

 この二つの建物の間に、「冬柏亭」と呼ばれる書斎が、晶子先生の五十の賀のお祝い(昭和四年十二月)に、お弟子さんたちから贈られた、それが完成したのは昭和五年三月である。

 晶子先生の没後、昭和十八年十月に冬柏亭は、門下生の岩野喜久代氏によって、大磯にある氏の 住居へ移された。

 それが岩野氏のご好意から、さらに鞍馬山に移 築されたのは昭和五十一年四月のことで、司門の信楽香雲先代管長とのご緑によるものである。

落ち着いた書斎です。

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 花と軸が可愛らしいですね。軸には「ああ皐月 ふらんすの野は 火の色す 君もコクリコ われもコクリコ」とあります。

 歌碑や冬柏亭のそばに、鞍馬山博物館(霊宝殿)があります。行った時、与謝野コーナーはクローズしてましたが、年譜などは見られました。

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 鞍馬寺の先代管長が歌の師として仰いでいたという晶子。寺には与謝野夫妻の写真など多くの所蔵品があり、私自身もライター業で2人の写真を探していた際、寺に問い合わせたこともあったっけな。なので鞍馬寺には来てみたかったんですよね。

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