淡路旅~伊弉諾神宮②謎の立地・日の出/日の入りの方角にあの神社やこの神社

2024淡路島
photo by rockdom

~2024淡路・四国9🌟2024年の冬休みの振り返りです

最古!の神社・伊弉諾神宮にやってきましたよ。

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大鳥居をくぐり、参道を抜けると左手にモニュメントと「ひのわかみやと陽の道しるべ」と書かれた碑があります。

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ひのわかみやと陽の道しるべ

 伊弉諾神宮の神域は、日本書記に「伊弉諾尊功既畢霊運當遷是以構幽宮於淡路之洲寂然長陰者」 古事記伊勢本に「故其伊邪那岐大御神者淡路之多賀也」と記される神跡で、伊弉諾大神が御神功を果され 淡路の多賀に幽宮を構築して余生を過ごされた故地であり 北緯三十四度二十七分二十三秒の緯度上にある

 当神宮の創祀は神代に遡り 伊弉諾尊の宮居跡に営まれた神陵を起源とする最古の神社である また日本書記に「仍留宅於日之少宮」の記述があり これは伊弉諾尊の太陽神としての神格を称へ 御子神である天照皇大御神の差昇る朝日の神格と対比する日之少宮として 御父神の入り日(夕日)の神格を表現してゐる 因に全國神社の本宗と仰ぐ伊勢の神宮(皇大神宮)はこの神域の同緯度上に鎮座し 更にその両宮を結んだ中間點(点)に最古の都「飛鳥宮藤原京」が営都されてゐるのである

 専門家の協力を得て当地からの太陽軌道の極致にあたる方位を計測すると 夏至・冬至・春秋仲日の日出と日没の地に神縁の深い神々が鎮座してゐることを次の通りに確認することができた 緯度線より北への角度二十九度三十分にあたる夏至の日出は信州の諏訪湖(諏訪大社) 日没は出雲大社日御碕神社への線上となる 春分秋分は伊勢の神宮から昇り海神神社(対馬國)に沈む 南への角度二十八度三十分にあたる冬至の日の出は熊野那智大社(那智の大瀧)日没は天孫降臨伝承の高千穂峰(高千穂神社、天岩戸神社)となるのである

 これらは國生み伝承の淡路島が 神々の坐します大八州國の中核の島で 祇に天と地を結ぶ能きが 太古から脈々と生き続けてゐる「神の島」だといふことを物語ってゐるのではないだらうか 神代から受継ぐ千古の歴史の尊さや 太古の浪漫と祖先の叡智とをこの「陽の道しるべ」で実感していただければ幸いである

平成十九年六月吉日 宮司撰

夏至や冬至、春分・秋分など、節目の日に太陽が運行する方向に、各地のすごい神社が立地しているという壮大な内容。すごい気がします。そんな古代に、方角を定めてきちっと神社をつくれるものなのか???ミステリー。

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  • 東:伊勢神宮
  • 西:対馬・海神神社
  • 夏至の日の出:諏訪大社
  • 夏至の日の入:出雲大社・日御碕神社
  • 冬至の日の出:熊野那智大社
  • 冬至の日の入:高千穂神社、天岩戸神社

さらに、伊勢神宮と伊弉諾神宮を結ぶ中間点に、最古の都・飛鳥藤原京が作られたと。すごいストーリー。

石碑前には、日時計?と各神社の方角を示したモニュメントがありました。

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伊弉諾神宮の中に入ると、伊勢神宮の遥拝所があります。真東を向いているそうです。

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