東京散歩〜モネ展2026⑥海の風景

2026モネ
photo by rockdom

クロード・モネ没後100年を記念した展覧会「クロード・モネー風景への問いかけ」@アーディゾン美術館に行きました。

「税関吏の小屋、午後の効果」ドゥアーヌ美術館(オルセーからの寄託)、1882年

最初は、近寄るとあり得ないタッチの絵ふたたび!と感激していた「税官吏の小屋、午後の効果」。波とか、小屋とか、厚塗りで、ある意味すごいなと感心しておりました。

しかし、よくよく全体を見ると、構図(画角)がすごい気が。小屋を斜め上から見下ろし、かつ左手前に置いてあとは広がる海原。小屋の斜め上の視点なんて、もはやドローン撮影ですよ。そして、海と空の境界。あるんだけどもやもや。混然一体だけど分かれている。そして空の部分は上の6分の1ぐらい。右下のみ白波。ぐっと心をつかむ構図だと思います。

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「雨のベリーヌ」石橋財団アーティゾン美術館、1886年

税関吏の小屋の絵がある展示室には、フランスのブルターニュ地方にある「ベリーヌ」という島で描かれた絵が何枚も並んでいます。

そのなかのこちら↓が「雨のベリーヌ」。雨の描写が斬新です。風の影響で、左上から右下に降る雨が、岩や空を描く際の斜めの筆遣いで表現されています。浮世絵だったら「線」で書くところ、線ですらない。

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岩の上に、白い横の筆運びがみられます。これ、遠くから見ると雨で水しぶきがあがっているように見えるんですよね。斜めの筆運びで雨、横の筆運びで水しぶき。面白いです。

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